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チェーホフの「桜の園」は深く、素朴でありながら味わいがあり、ぐいぐい人の心を引っ張り、まとまりのある名作です。この作品は既に文庫版などでおなじみですが、読んだだけで分かりにくい言葉があったりしたところが、今回の公演では脚本中で分かりやすくなっていました。演劇としても本当に良い仕上がりだと思います。江口さんのセリフが、表立つ感情が抑えられ、その御陰で非常にさわやかな悲しみとなって観るものに伝わりました。それが劇全体に品の良さを与えていたと思いますし、そういう中で池田先生のロパーヒンの、第3幕終わりの絶叫、感情の爆発が真に生きていたと思います。あそこの池田先生の演技は心に刺さりました。
みなさん、洗練されていたのが好感持てました。とても良かったです。
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