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「柊の家」読ませて頂きました。

 投稿者:早川和子メール  投稿日:2005年 5月23日(月)16時51分20秒
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   精進場さん、ご無沙汰致しております。早川和子
です。今、精進場さんの長編「柊の家」読ませて
頂きました。最後のあたりでもう私は感動してしま
いました。大変な力作だと思います。最後まで力が
抜けることも無く、幸三郎の最後の手記も大変迫力
が有り、読後感として誰も皆清い人たちだと感じたのは
私一人だったでしょうか。最後も美紀が明との愛に
立ち戻り、救いがあるのにも感心しました。私の
救いの無い小説とは、ここら辺が大きく違っていて
感心しました。造詣の深い西洋の絵画や音楽が
まさにバロックの様に織り込められ、カフカの「変身」
や婚約者との書簡集など、精進場さんの博学な精神が
最後まで書き込まれていて読者の一個人としても大変
勉強になりました。最後まで読み終えて、自身の誠実さの
在り処を問われたように感じられました。今私は子供も
巣立ち、夫はほとんど家に居ない様な、一種の一人暮らし
の様な生活を送っている私は、気楽で少し怠惰な生活を
送っています。この作品はそんな私に喝を入れてくれる様な
不思議な感動を与えました。久しくこうした精神世界を忘れていた
という、猛烈な反省を私に課しました。「花瘴物語」とはまた
違った、積み上げていくような世界に最終章での感動が
重なり私はうっすらと涙ぐんでしまいました。精神障害者
の家庭を描く困難も思いました。私も精神科にかかって
いて、薬を一応飲んでいます。良一の様に暴れたりは
全くしません。しかし若くして睡眠薬中毒になり、直す
暇も無いような忙しい日常の中で小説を書き続け、時に
頭が回らなくなった様に多忙で、頭の中は絶えず次の
作品の構想を考えると言う、自分でも信じられない
くらいの生活をしていました。そうこうしている内に
やっと子供が巣立ち、今は信じられないぐらい暇な
毎日を送っています。しかしこうして精進場さんの
作品を読んだり、ネットの方の作品を読んだりと
何とか文学に身を寄せた生活を送っています。
かろうじて私が退屈しない生活を送るのも、やはり
文学に常に関心を抱いている事から来ていると思います。
これから精進場さんが、どんな作品を書かれるのか
楽しみです。頑張って下さいね。私も詩からでも
書いていきたいと思いつつ日々怠惰に過ごしているので
私も頑張りたいです。これからも宜しくお願い致し
ます。
 
 
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